診療情報提供書・訪問看護指示書等の医療文書については法令により、署名又は記名・押印が義務付けられた文書となります。
但し、これらの文書を電子的に送受することについて、記名・押印を電子署名に代えることで認められています。
電子署名に必要な要件等については、医療情報システムの安全管理に関するガイドライン6.0版 企画管理編の14.0(p.50)などをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001102575.pdf
弊社MCSについては電子署名やタイムスタンプを付与し、検証する機能はございませんが、医療情報や文書を交換するサービスとしてご利用いただけます。
従って、HPKI等によって電子署名を施した診療情報提供書や訪問看護指示書のPDFファイルをMCSで送受信し、受信したファイルについて署名検証ソフトで検証するという流れであれば、紙媒体の原本の送受をなくし、MCSを介した電子的な医療文書の送受によって完結いただけるかと存じます。
特に下記の関連参考情報の由利本荘市MCS活用事例をご覧いただければと存じますが、MCSを使ったこちらの方法について、日本医師会電子認証センターのHP上でも紹介されている手段となります。
医療文書への電子署名についてはHPKIを用いられるケースが多いかと存じますが、
日本医師会電子認証センターのページにHPKIの仕組みやお手続きなどが掲載されております。
■日本医師会電子認証センターHP: https://www.jmaca.med.or.jp/
由利本荘市MCS活用事例: https://www.jmaca.med.or.jp/hpki/case/example05.html
■電子署名(HPKI)を付与するためのソフトウェアについては下記のようなものがございます。
・日本医師会ORCA管理機構 HPKI電子署名ソフト SignedPDF Client ORCA
https://www.orcamo.co.jp/products/signedpdf.html
・電子署名サーバモジュール MistyGuard<SignedPDF Server for HPKI>
https://www.mdis.co.jp/service/signedpdf-server_hpki/